斑点の模様がとても魅力的なダルメシアン。伴走犬として活躍してきた歴史があるので活動的で持久力があります。人見知りが強いので、知らない人や犬には警戒心を持つ傾向にありますが、気を許した家族には明るく陽気で人懐こい姿を見せてくれるダルメシアンは人気のある犬種の一つです。
本日はダルメシアンがかかりやすい病気について、愛犬と長く幸せな生活をおくるために知っておきたいダルメシアンの健康管理についてお話しします。
- ダルメシアンの犬種は何?
- ダルメシアンの健康問題1: 聴覚
- ダルメシアンの健康問題2: 尿路結石
- ダルメシアンの健康問題3: 目の問題
- ダルメシアンの健康問題4:拡張型心筋症
- ダルメシアンの健康問題5: てんかん
- 犬の健康をサポートするサプリのおすすめ
ダルメシアンの犬種とは?
ダルメシアンはとてもエネルギッシュで、遊び好きで、繊細な犬種です。被毛は短くても一年中たくさん毛が抜けるため、抜け毛をコントロールするために、こまめなブラッシングを心がけましょう。
また、ダルメシアンにはたくさんの運動が必要です。運動不足だとストレスが溜まりやすくなります。飼い主さんには、毎日長時間の散歩やランニングなど一緒に遊ぶことができる体力と時間があることが求められます。
ダルメシアンの健康問題1: 聴覚
ダルメシアンの15~30%が難聴で、そのうち5%は両耳が聞こえないといわれています。幸いにも少しずつこの数値が減っている傾向だそうです。
聴覚障害になりやすい犬種は?
すべての犬に、加齢などで聴力障害になる可能性があるといわれていますが、特に聴力喪失の割合が高い犬種は30種以上にのぼるそうです。例えば、オーストラリアのシェパード、ドイツのシェパード、テリア、グレートデン、ダルメシアン、コッカースパニエルなどの犬種が含まれます。 特にダルメシアンは難聴になりやすく、生まれながらに難聴であることもあります。また、ダルメシアンの先天性聴覚障害の多くは遺伝子が関係しているといわれています。
ダルメシアンの健康問題2: 尿路結石

尿路結石とは?
尿路結石は、膀胱、腎臓、尿管、尿道の泌尿器にできる鉱物の岩のようなものです。大きな単結石や、砂粒から砂利までさまざまな大きさの結石が集まっていることがあります。ダルメシアンでは尿酸塩結石が多く確認されています。
尿路結石と診断されることが多い犬種は、
- ダルメシアン
- イングリッシュブルドッグ
- ブラックロシアンテリア
などがいます。調査によると尿路結石は、雌(3%)よりも雄(97%)のダルメシアンに多くみられます。
尿路結石のリスクを減らすためにできること
排尿を頻繁にすることが大切です。なぜなら、沈殿物が結石へと進行する前に排出される必要があるからです。 排尿の回数を増やし、尿路に溜まった尿酸を薄めるために、愛犬のダルメシアンに水をたくさん飲ませることも重要です。
尿路結石の兆候とは?
おしっこが出にくくなったり、何度もトイレにいくようになったり、血尿などが初期症状として挙げられます。または下腹部が痛そうな様子をみせるかもしれません。もし、完全に閉塞してしまうと排尿ができなくなり膀胱が破裂する可能性があるため、早急に獣医さん診てもらうことが必要です。 どのような理由であれ、犬が痛みを感じている場合は、すぐに獣医さんの診察を受けましょう。 獣医さんは、犬が病気にかかっているかどうかを見分けることができるはずです。
ダルメシアンの健康問題3: 目の問題

ダルメシアンには、かかりやすい目の病気が3つあり、緑内障、白内障、眼瞼内反症があります。
1. 緑内障とは何?
緑内障は“目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気”(参考: Saten)です。ダルメシアンがかかりやすい目の病気である緑内障は、放置すると失明に至る可能性があります。症状としては、目を細める、涙目になる、角膜(目の前の透明な部分)が青くなる、目が大きく見える、白目の部分が赤くなる、よく物にぶつかる、眩しそうにするなどがあります。また、痛みが伴うこともあります。治療は視覚が残っているか、視覚の回復が見込まれるかなど、状態により異なります。
2. 白内障とは何?
白内障とは水晶体が濁ってくる疾患です。光がうまく通らないことによって映像が霞んだりぼやけてきます”(参考: Northbridge Medical Practice)
白内障は、高齢のダルメシアンでは失明の原因となることがあります。診察の際に、目のレンズが不透明になっていないか、つまり透明ではなく曇って見えないかを確認します。多くの犬は、視力を失ってもうまく適応することができます。白内障を取り除き、視力を回復させる手術も選択肢のひとつです。
3. 眼瞼内反症とは何?
眼瞼内反症とは、まぶたが内側に巻き込み、まつ毛が角膜(眼球の表面)にこすれる病気です。これは非常に痛みを伴う症状で、失明に至ることもあります。どの犬種にも起こる可能性がありますが、ダルメシアンは特にこの遺伝性疾患の危険性が高いといわれています。早期に外科的手術を行えば、多くは回復します。
もし愛犬のダルメシアンに目の問題があるかもしれないと思う場合は、動物病院に行って検査をすることをおすすめします。
ダルメシアンの健康問題4:拡張型心筋症
ダルメシアンは拡張型心筋症(DCM)にかかりやすい犬種といわれています。この心臓疾患は、心筋が大きく、細く、弱くなり、血液を効果的に全身に送ることができなくなる病気です。最悪の場合は、突然亡くなってしまうことがあります。拡張型心筋症は、初期には症状が無いこと多く、進行すると、元気がなくなったり、食欲が落ちたり、失神したり、倒れたり、呼吸が荒くなったり、咳をしたりするようになります。愛犬にこれらの症状がみられたり、何かおかしいと感じたら獣医さんに診てもらうようにしましょう。
ダルメシアンの健康問題5:てんかん
通常てんかんの発作は数分で治ります。また、空中に何もいないのにハエ取りのように空中を噛んだり、尻尾や影を追いかけるなどの異常行動を示す子もいます。重度の場合は、1日に何度も発作が出たり、短時間で立て続けに発作を繰り返します。
飼い主さんは、てんかん発作が起きた時のことを動画やメモに記録することで発作の兆候の特徴などが分かるかもしれませんし、獣医師さんに説明する際にも役立つでしょう。
てんかんは完全に症状を抑えることが難しい病気ですが、うまく付き合うことでワンちゃんの生活を維持することができます。
愛犬がもし発作を起こした場合、飼い主さんは落ち着くことが大切です。余計な刺激を与えないようにしたり、怪我をしないように愛犬の周りにある家具や物を移動させて、愛犬の安全を確保してあげましょう。
パフィーズではーーについてのブログを紹介しています。ぜひご覧ください。
次に何をすべきか?

これまでにダルマシアンのかかりやすい病気について詳しくお話をしました。ほとんどの飼い主さんは、ダルメシアンの運動量や性格を理解し、日頃から暮らしていると思います。愛犬のダルマシアンが、健康で、できるだけ一緒に幸せに暮らせるように、ライフステージや体調に合わせて日頃のケア見直したり、取り組むようにしましょう。さらに適切な食事と運動習慣はとても重要です。
日頃の基本的なケアは愛犬の健康維持のために重要なことです。
- 栄養バランスの取れた食事を与える、カロリーのとりすや肥満に気をつける。
- 年齢や悩みに応じた質の高い食事を与える。
- 定期的に運動させる。
などがあります。
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