ボーダーコリーはとても活動的で、知的な遊びが大好きな犬です。また主な131犬種の中での賢い犬種ランキング「The Intelligence of Dogs (2022)」によると、ボーダーコリーは最も賢いとされています。中型犬のボーダーコリーは、世界で最も賢く、従順で運動量の多い犬種です。牧羊犬として高い作業能力を持つボーダーコリーは、体力があるので多めの運動量が必要です。またボーダーコリーは、賢いがゆえ飼い主さんの指示があいまいだと、混乱することがあるので子犬の頃からしっかりとトレーニングすることが大切です。ボーダーコリーを飼っている方や、これから飼いたいと考えている方は、できるだけ多くのボーダーコリーに関する情報があると心強いものですね。今回のブログでは、注意したいボーダーコリーのかかりやすい病気について、そして愛犬の健康維持のために何をしたらいいのかお話します。
ボーダーコリーはどんな犬?

ボーダーコリーは中型犬で、体重はオスは約14〜29kg、メスは約12〜19kgです。ボーダーコリーの被毛は、ラフコートとスムースコートの2種類あり、どちらもダブルコートです。外側の被毛は粗く、下毛は柔らかいのが特徴です。そのため、毎日ブラッシングをして、毛並みを滑らかに保つ必要があります。
そして、ボーダーコリーはエネルギーに満ち溢れた知的な犬です。一日中走り回れる広々とした環境で飼い主さんと遊び回ることができればボーダーコリーにとって最も幸せな場所でしょう。しかし、ボーダーコリーの運動量を十分理解し、犬と遊ぶことが大好きで、運動やアウトドアなどスポーツを一緒に楽しむことが大好きな飼い主さんにとってボーダーコリーはとても素晴らしい家族になることでしょう。
ボーダーコリーがかかりやすい病気
1. リー眼異常(Collie eye anomaly)って何?
コリー眼異常 (コリーがんいじょう)は遺伝性の眼疾患で、脈絡膜、強膜を含む両側性眼疾患です。PetHealthNetworkによると、コリー眼異常はボーダーコリーだけでなく他の犬種にも見つかっています。
2. コリー眼異常にかかりやすい犬種は?
- シェットランド・シープドッグ
- オーストラリアン・シェパード
- スムース・コリー
- ラフ・コリー
などが、かかりやすい犬種として挙げられます。
3. コリー眼異常を発見する方法はある?
コリー眼異常は遺伝性の病気であるため、予防が難しい病気です。軽度の場合は、症状が行動などに現れず気づかれない場合もありますが、重度に至ると失明することがあります。そして、このコリー眼異常は子犬の時に発症すると進行しやすいと言われていますので、生後5~8週での眼底検査が推奨されています。音に敏感になったり、物にぶつかるようになったら受診するようにしましょう。また、愛犬に以下のような症状がないか定期的に確認しましょう。
- 眼球後部の脈絡膜や網膜の低形成
- 眼球が通常より小さい
- 子犬なのに、目が白くなっている
Collie Eye Anomaly In Dogs: Symptoms, Causes, & Treatments
4. コリー眼異常の治療方法はある?
残念ですが、コリー眼異常の治療法は確立されていません。早ければ生後4週間〜8週間で発症するともいわれています。日頃からワンちゃんの様子を観察し、頻繁に物にぶつかったりする場合は、眼底検査を行いましょう。もし、視力が低下してきた場合は、ワンちゃんが快適に暮らせるよう生活をサポートするようにしましょう。
股関節形成不全症 (Hip Dysplasia)と肘関節形成不全症(Elbow Dysplasia )って何?

股関節形成不全症は、犬の整形外科疾患として非常に多い病気です。Handicappedpetsによると犬の70%がこの病気に罹患していると言われています。特に大型犬や中型犬にみられボーダーコリーも発症しやすい病気です。
股関節形成不全は、コリー眼異常と同様に遺伝的疾患です。早くは子犬期で発症し、どの年齢のボーダーコリーも発症する可能性があります。
関節の炎症や損傷が進むと、痛み、ふとももの筋肉が減少、異常な歩き方などの症状が現れます。
股関節形成不全症を発見する方法はある?
股関節形成不全の症状はいくつかあり、このような症状が現れます。
- 痛みと硬さ
- バニーホッピング歩行(うさぎみたいな歩き方)
- 活動性の低下、運動を嫌がる
- 股関節の可動域の減少
- 階段の昇り降りの困難になる
- ジャンプやランニングができない
肘関節形成不全症を発見する方法はある?
肘関節形成不全の症状はいくつかあり、以下のような症状が現れます。
- 足を引きずる、または硬直する
- 散歩や遊びに行きたがらなくなる
- 肘が腫れる(ひどい場合)
股関節形成不全症と肘関節形成不全症を予防する方法は?
愛犬のための適切な食事を
肥満の場合は症状が悪化しやすいため、飼い主さんが日頃から生活面で管理することがとても重要です。ご飯の量はもちろん、運動量にも気を配りましょう。股関節形成不全症と肘関節形成不全症は遺伝性疾患ですが、その他の原因として栄養と運動が関係しているといわれています。過度な栄養と過度な運動に気をつけて、愛犬の健康管理のため、愛犬の様子を日頃から観察しましょう。
子犬や病気を持っている場合は、特に運動に気をつけましょう
特に、成長期である子犬期の過度な運動は股関節部分のダメージを大きくする傾向があります。
そのためキャッチボールをしたり、ビーチを走ったり、高くジャンプしたり、股関節に負担をかけるような運動をして痛がる場合は、運動方法や運動量を調節しましょう。すでに関節に異常がある犬の場合は、無理な運動をしないことをお勧めします。
また、成長期に太らせてしまうと関節の形成に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
健康な関節のためのサプリメントや手作りご飯を取り入れる
股関節形成不全症や肘関節形成不全症のリスクが高いボーダーコリーは、特に肥満にさせてないように気をつけることが大切です。栄養面で心配な時は、ご飯の量を増やすのではなくサプリメントでビタミンやミネラルを含む栄養を補うことを検討しましょう。
そして手作りご飯には、良質なタンパク質や抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを取り入れるようにしましょう。
ビタミンとミネラルが体の中に十分吸収できるように、週に1回程度クレンズスープを作り、スープファスティングを取り入れることで、集中的に身体の不要なものを排出し、栄養が入りやすくなります。
進行性網膜萎縮(Progressive Retinal Atrophy)って何?

進行性網膜萎縮(PRA)は、眼の奥に位置している網膜が変性・萎縮して視覚が低下し、進行すると最終的には目が見えなくなる病気です。
進行性網膜萎縮には治療法がありませんが、ゆっくり進行するので、とても賢いボーダーコリーは自分の生活空間や散歩コースを覚えて、視力の低下にうまく適応することができるでしょう。
もし愛犬のボーダーコリーに進行性網膜萎縮の症状がある場合、また視力が低下してきたと感じたら、犬が覚えた環境で生活できるように家具の配置を変えないようにしましましょう。
てんかん(Epilepsy)って何?
てんかんは遺伝性疾患であり、ボーダーコリーにもよく見られる病気です。ボーダーコリーのてんかんの発作は、部分的な小さな発作から全身が痙攣する大きな発作まであります。通常てんかんの発作は数分で治ります。また、空中に何もいないのにハエ取りのように空中を噛んだり、尻尾や影を追いかけるなどの異常行動を示す子もいます。重度の場合は、1日に何度も発作が出たり、短時間で立て続けに発作を繰り返します。
飼い主さんは、てんかん発作が起きた時のことを動画やメモに記録することで発作の兆候の特徴などが分かるかもしれませんし、獣医師さんに説明する際にも役立つでしょう。
てんかんは完全に症状を抑えることが難しい病気ですが、うまく付き合うことでワンちゃんの生活を維持することができます。
そのため、この病気のサポートになるサプリメントを取り入れることをおすすめします。
パフィーズのバウンシープレミアムは関節・身体のキレイをサポートし、アスタミアプレミアムはワンちゃんに必要なミネラル・ビタミンが入っています。またアスタミアプレミアムには神経系と脳をサポートするハーブも含まれているのでおすすめです。
てんかんを持つワンちゃんには、ビタミンを含むバランスのとれた食事が重要ですので、いつものご飯にパフィーズのサプリメントを追加することで、バランスのとれた食事を用意することができます。
(てんかんのお薬を服用中のワンちゃんにアスタミを与える場合、1日の目安量通りに与え、多めに与えないようご注意ください。)
愛犬が発作を起こしたらどうしたらいい?
愛犬がもし発作を起こした場合、飼い主さんは落ち着くことが大切です。余計な刺激を与えないように、愛犬を触ったりせず、その代わりに怪我をしないように、愛犬の周りにある家具や物を移動させて、愛犬の安全を確保してあげましょう。
パフィーズでは「愛犬の発作とてんかんの症状と対処法」についてのブログを紹介しています。ぜひご覧ください。
まとめ

ボーダーコリーは最も賢い犬種であり、牧羊犬として活躍してきた歴史があり、活発で作業を好むといわれています。それゆえに運動不足はストレスになります。普段のお散歩だけでなく、アウトドアを一緒に楽しんだり、トレーニングしたり、愛犬と一緒に遊ぶことができる、体力があり時間に余裕がある飼い主さんがボーダーコリーには最適でしょう。
これまでボーダーコリーがかかりやすい病気についていくつかをお話ししました。必ずしも、全てのボーダーコリーに発症するわけではありませんが、ボーダーコリーの飼い主さんがそれぞれの病気について、より多くの情報を集めることはとても大切です。
愛犬に何らかの症状がでたり、シニア期になると、サプリメントを与えることを検討する方も多いと思います。しかし、サプリメントはとても種類が多く、その中から愛犬のボーダーコリーに合ったものを見つけるには、たくさんのリサーチが必要になります。サプリメントの情報を読んだり、他のサプリメントと比べたり、自分の愛犬に合うのか考えたり、いろいろなことを考慮しなければなりません。
パフィーズでは、ワンちゃんのサイズ・代謝に合わせてサプリメントを用意しています。ボーダーコリーには中型犬用のサプリメントをお選びください。
中型犬は神経性疾患やアレルギーに悩まされやすいといわれています。ボーダーコリーのかかりやすい神経性疾患にはてんかんがあります。また、中型犬に多くみられるアレルギーは根気強く体質改善していく必要があります。そのため中型犬用では、これらの症状をサポートするための成分をより多く配合しました。もちろん、全体の栄養バランスにも配慮しています。さらに、当社のサプリメントは、100%オーガニック、ホールフード、ヒューマングレード、だからサプリメントを食べる大切な愛犬に安全を、食べさせる飼い主さんに安心をお届けします。
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