手作り食とパフィーズ
先代犬であるパフィーが13歳の時に見つかった肝臓がんがきっかけで手作り食を始めた Mike & Mari(このころはアメリカで販売されていたハーブをサプリメントとして使っていました)。その後、獣医さんもびっくりするほどパフィーの健康は回復しました。このことからパフィーズでは、病気に負けない身体づくりをしたい方には「時々でも手作りしてみませんか?」とアドバイスをしています。
手作り食のいいところ10項目
1.新鮮な食材には “Life force – 生命力” が宿っている
2.ワン・ニャンにとって毎日の生活の中での歓びが増える
3.作る人間側もワン・ニャンが楽しみにしている姿を見ると楽しい
→ ワン・ニャンも幸せな気分に
4.水分がしっかり摂れ、デトックスができるため…
・オシッコの色や臭いが和らぐ
・体臭が和らぐ
・口臭が和らぐ
・耳掃除がそれほど必要なくなる
・毛づやがよくなる(特に油/脂と併せて)
5.繊維質が摂りやすくなるため…
・便通や体重のコントロールがしやすい
・腸の善玉菌が増えるので消化能力や免疫力がアップ
6.食材の質をコントロールできる
・オーガニックや無農薬など高品質で安全な食材を選べる
・より新鮮な食材を選べる
7.食材の種類をコントロールできる
・伝統的に大量生産されている作物にはない栄養価の高いもの(nutrient dense foods)を選べる
8.多様な食材から多様な栄養素・有効成分を摂ることができ、潜在的な病気のリスクにも対応できる
9.地のもの、季節のものを食べさせられる
10.病気や気になる症状がある場合、それに合わせたレシピができる!
10項目それぞれの説明はそのうちまた詳しく書いていきたいのですが、今回は、後半部分の6~10について少し触れたいと思います。
「手作りの栄養バランスが心配」「毎回きちっと作る自信がない」
まず覚えておいていただきたいのは「私たち人間もそう完璧な食事はしていない」ということ。そして健康な身体には、遺伝的要素の他、住むところやライフスタイル、一緒に住む人間の精神状態や家の中の雰囲気まで、本当に様々なことが影響しているということです。

「できるだけ」バランスを取る、で大丈夫
あまり身構える必要はなく、獣医さんのもと厳しい数値を守る必要がある場合を除けば、「できるだけ」バランスが取れるよう努力していくこと、そして楽しく続けていくことが一番大切であると私たちは考えています。忙しい日は特に、手作り食キットを煮て冷蔵庫にあるものを加えるだけ、でもいいと思います。

パフィーズお勧めのバランス
そうは言っても何も指針がないのも困りもの。パフィーズでは科学論文など専門情報の研究に加え、アメリカや日本のポピュラーな手作り食本も入手してダブルチェック。おおむね以下のようなバランスをお勧めしています。あとは年齢や体重、運動量に合わせて比率を調整。そして消化できているかを含め、今の状態のバロメーターである「うんち」をよーく観察してくださいね(笑)。

「あげてはいけない食材」もまたくせ者なので(汗)、次回以降に譲りますが、玉ねぎ、チョコレート、お酒(!)、コーヒー(!)、キシリトールなど、常識的に知られているものに気をつければOKと考えます。毎日、あるいは大量にあげるのでなければそれほど気にせずに。パフィーズでよく出す例は、玉ねぎを犬に大量にあげた実験ですが、それでも死に至った犬はいなかったという実験例です。
元気のお守りアスタミア
このバランスを1週間単位で「だいたい」守っていれば、アスタミアをかけることで犬に必要なビタミンとミネラルは全種類摂ることができます。なので野菜などの種類を色々と揃えなくても大丈夫。また、犬猫でよく話題にされる必須アミノ酸についても、アスタミアにはすべての種類のアミノ酸が含まれるよう設計されています(存在する20種以上のアミノ酸のうち、体内でつくることができないものを食べもので摂取する必要があります)。脂質についても、チアシードなど油分が豊富な素材がホールフードで入っています。

アスタミアプレミアムで17品目そろいます
アスタミアプレミアムには17種類のオーガニック植物・食品が含まれているので、素材の数をあれこれ揃えたり、トッピングを増やす必要も本来はありません(楽しみにしていらっしゃる方は、その子に合っているようなら続けてください。ただしお腹の弱い子は、消化の負担を軽くするため食材の数は少な目がお勧めです!)なので、手作り食本にあるような完璧なごはん風でなくても大丈夫。記事の最後に献立の例を紹介します。
ちょっと待って:食のリスク、ちゃんと知っておこう
こんないいところだらけの手作り食。とはいえ、パフィーズでは同時に「食のリスク」もお伝えするようにしています。そして、スープファスティングを取り入れた手作り食で、そのリスクを管理できるとも考えています。というのも、既成のフードはもちろん、私たちが日常的に手に入れることのできる食べ物はすべて、残念ながら現代社会の問題である(1)環境を含めた汚染のリスク(2)含まれる栄養素の減少リスクこの二つを抱えているからです。
食物連鎖を考えるとわかる、動物製品のリスク
リスクについてはまた別にニュースレターを出したいと考えていますが…(1)環境を含めた汚染のリスクについて、犬や猫の食事を考えるのに一番頭を悩ますのが「食物連鎖の上の方にいる動物製品を食べる」ということです。毒素は蓄積していくため、肉や魚はどうしてもハイリスク。そして、これもニュースレターが丸々一つ書けるトピックですが、”Species appropriate diet” (種に適切な食べ物:オオカミのような)が流行しています。しかし、実は過去数世紀において、犬が現代ほど肉類を食べていた時期はないのです。現代の環境やリスクを考えると、大きな魚、肉、卵やチーズなどの動物製品は「気持ち控えめ」がお勧めです(アメリカでは犬猫のベジタリアン食を推奨するホリスティック獣医が出てきていて、今後パフィーズでも研究していく予定です)。
オーガニックや無農薬があればできる範囲で選ぼう
化学肥料や農薬を使う従来の農法で育った作物を私たちは普段口にしています。ですが、手作りをしていれば、できるだけオーガニックや無農薬、低農薬のものを自分の手で選ぶことができます(パフィーズのプレミアムサプリメントは100%オーガニックです)。

ノーリスクはもうありえない:だからバウンシーとスープファスティング
いくら気を付けてもノーリスクはもうありえません。そのためパフィーズでは、バウンシーやスープキットなどを使った定期的な身体のお掃除でリスクに対応する「クレンズマンデー」をお勧めしています。

バウンシーとスープキットを使って週1度のメンテナンス。自分でベーシックなスープを作りたい方のために、レシピをウェブサイトで公開しています。(レシピページはこちら)
土壌の栄養素:化学肥料や農薬 VS オーガニック
(2)含まれる栄養素の減少リスクについては、以前からセミナーでもお伝えしてきました。1960年代頃から大量生産をしてきた地球の表土の栄養素は、世界的に崩壊状態にあります。化学肥料や農薬を使った土には、栄養素を循環してくれる微生物や昆虫がいなくなっているからです。その結果、植物やそれを飼料にする動物に含まれる栄養素がどんどん減少していっています。オーガニックが世界的に流行しているのには、理由があるのです。

リスクを想定して先手を打つ:手作り食+バウンシーとアスタミアでつくる健康サイクル
つまり、手作り本などにもある「ブロッコリーのビタミンCはこれくらい」という目安が、今もそうであるかわからない、そして、育て方や動物の場合は飼料の質などにもよる、ということなのです。だからこそ、”nutrient dense foods(栄養素が詰まった食べ物)”である、ハーブやスーパーフードのアスタミアが大切です。

リスクは避けられない現代社会。だからこそ、毎日のごはんの質を手作りで管理し、バウンシーで定期的に身体のお掃除、アスタミアで病気に負けない元気を維持。あとは生命力と自然治癒力を信じてそれが発揮されるような、心のケアも考えた環境づくり。
人間にも、ワンニャンにも、日々の楽しさを倍増させてくれる手作り食は、それに大きな役割を果たすとパフィーズは考えています。
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どうしてもやはり加工フードでないと無理、という方は、週2回のおやつ代わりのバウンシースープと、野菜(生野菜みじん切りや、煮野菜をスープごと)や納豆、お豆腐のトッピングをお勧めします。トッピングのバランスをパフィーズお勧めのようにすれば、より安心です。
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