秋は涼しくて愛犬・愛猫と一緒にお出かけしやすい季節ですが、夏に続き台風も多い季節です。台風は雷を伴った大雨や強風をもたらします。台風が近づくと、犬は気圧の変化を感じ取ったり、敏感な聴覚で、人間よりずっと早く雷の低周波音を聞き取ったりすることができます。行動科学者のラーゲン・T・S・マクガワン博士によると、”犬の性格や過去に経験ことによって、雷雨の時のさまざまな経験が恐怖や不安を引き起こすことがある “とのことです。また猫も、雷雨や大雨を大きな音で怖がることがあります。猫は予期せぬ音や懐中電灯を怖がります。猫も気圧の変化に敏感なので、天候が変化すると非常にストレスを感じるようになります。
愛犬・愛猫にとってどれだけ怖いか想像できると思います。
今回のブログでは、室内でできるケアと、避難しなければならないときに気をつけることをいくつかご紹介します。
この記事でまとめたこと

愛犬・愛猫のための安全な空間をつくる
リラックスして過ごすことは健康と安全につながります。そのため、家の中にリラックスできるスペースを作ってあげましょう。窓から離れるか、できれば窓がない場所がいいでしょう。
家の中にリラックスできるスペースがあると、不安を軽減し、ストレスの多い状況に対処しやすくなります。、ストレスのかかる状況(例:雷雨、花火、ホリデーパーティー、新しい赤ちゃんなど)に直面したときに自分自身でストレスを管理できるようになります。
また、おもちゃやブランケットなど、愛犬・愛猫が好きなものを何でも入れてあげましょう。この場所は自分のスペースだと思わせることが大切なので、お気に入りの持ち物をたくさん入れて、快適な空間にしてあげましょう。

ペットのための防災グッズを揃える
ペットの防災グッズを揃えるときは、自宅が停電や断水した場合を考えながら準備するといいでしょう。少なくとも5日分(1週間以上が望ましい)必要なものを揃えておきましょう。非常時に必要なものはいろいろありますが、アメリカのPETMDによると、用意すべきものは以下のようにリストアップされています。
- 1週間分以上の食料とペットボトルの水。
- ペットシーツ、ゴミ箱、うんち袋、後片付け用のペーパータオル。
- 医療記録、獣医師の名前、投薬、給餌スケジュール、愛犬・愛猫の現在の写真。
- これらの資料は、ペットを預ける必要がある場合や、ペットと離ればなれになってしまった場合に特に重要になります。
- ストレスを和らげるためのおもちゃやおやつ。
- 自然災害時やその後に入手困難となる可能性があるため、1~2カ月分のペット用医薬品やサプリメントが必要
- 動き回ることができ、快適に過ごせるような、大きめのキャリー。
- 反射テープや懐中電灯の付いた丈夫なリード。
- ペットの救急箱:怪我をした場合、動物病院が見つかるまでの間、ペットを安定させるための救急箱。
など
ペットの種類によって準備しなければいけないもの(例:うさぎの場合、ペレットと乾草が必要)が異なりますので、時間があるとき調べてみましょう。

愛犬・愛猫のマイクロチップを確認する
マイクロチップは、ペットの皮膚の下に非常に小さなチップを挿入します。特殊なリーダーでスキャンすると、個体識別番号を読み取ります。日本でも今年6月よりブリーダーやペットショップなどの販売業者から購入した場合は装着が義務になっています。
個体識別番号は環境省データベースに登録され、飼い主に連絡できるようになります。
迷子になったり、災害等で飼い主と離ればなれになった犬・猫が見つかった場合、挿入されているマイクロチップから飼い主へ連絡することができます。
もし、マイクロチップを装着していない場合は、飼い主の連絡先が書いている迷子札や鑑札・狂犬病予防注射済票などの情報が確認できるものを身体につけましょう。
ペット可能の避難先を把握する
残念ながら、日本にある全ての避難所でペットを受け入れているわけではありません。飼い主さんが住んでいる地域のペット同伴可能な避難先を確認する必要があります。
インターネットでは避難所を紹介しているサイトがたくさんあります。避難所マップを事前に確認し準備しておきましょう。
また、日頃よりケージやキャリーバックに慣れさせたり、むやみに吠えないようにしたり、 決められた場所で排泄ができると避難生活のストレスも軽減することができるでしょう。
環境省では過去の事例も併せて災害時のガイドラインを用意していますので時間がある時に読んでおくと安心ですね。
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