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Mariのコラム:森林火災とミートフリーマンデー

この度のオーストラリアの森林火災は日本でも大きな反響を呼びましたが、森林火災としては過去最高レベルの、国内の森林面積の20%が焼けてしまったというデータが出ました(2020年4月24日付、英ガーディアン紙)。これはまだタスマニアを除く数字なので、これから増えることが予測されます。なぜこうなったのか、理由はやはり「人為的要因」による気温の上昇であるという報告は多数出ています。そして、森林火災の本当に怖いところは、地球の肺であり気温や気候を調整してくれている森林が減ることによって、負のスパイラルが始まってしまうこと。森林は本当に大切な役目を負っているのです。

今回、コアラやカンガルーの映像に世界中の人が心を痛め、物資や寄付がたくさん集まっています。これでわかる通り「森林」と私たちが呼んでいる場所は生き物の住処であり、彼らの生死は健康な森林にかかっているのです。そして火災が起こっているのはオーストラリアだけではありません。毎年、ブラジルでも、インドネシアでも、大規模な森林火災が起きていて、多くの生き物が焼け出されています。そしてこうした熱帯地域の森林は世界で最も生物多様性が豊かな森林でもあります。

森林火災の原因は一つには絞れませんが、気温上昇と空気の乾燥による自然発生的なものから、森林を農地にするための人為的なものまで様々です。また、深い森の端が開発のために伐採されると、そこに人が入り、火災が起きやすくもなります。伐採されて劣化した森林が今、世界各地で次々と農地に変わっていて、1分ごとにサッカー場15個分が消えていっているという報告があります(Climate Disclosure Project)。オーストラリアやタスマニアの場合には紙やパルプ、バイオマスの原料となるユーカリやアカシアなどの植林、インドネシアではパームの植林、ブラジルでは家畜の飼料である大豆栽培や牛の放牧。そして人口が爆発的に増える今、この風景は広がり続けるばかりです。

気候危機をどう回避できるか、これはかなり大きな課題で、一人の力では達成できません。でも何かしたい!という方のため、毎日できることとして、自分の使う日用品や食べ物の見直しがあります。例えば、インスタント食品やスナック菓子(パーム油が使われています)などを控える、紙やティッシュは認証品を探す(パッケージにFSC、PEFCなどのマークが入っています)こと。また、気候危機にあたり肉食を減らそうという動きは欧米ではかなりスタンダードになってきています。パフィーズでは週1回スープ食でのファスティングをするミートフリーマンデーを推奨していますが、「肉食をお休みする」という環境上の意味が込められています。まずは月曜日、ワンのお肉はお休みして(大丈夫です!)、自分もベジタリアン食を心掛ける。何かしたい!という方は、そこから始めてみませんか?

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