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新型コロナウイルスについてパフィーズが考えること その1

この度のコロナウイルスで、不安だったり憂鬱な気持ちになられている方がたくさんいらっしゃると思います。 そこで現在、どう考えたらいいかのヒントになればと思い、パフィーズよりステートメントを出すことにしました。

まず、パフィーズの考える一番大切なことは、”Staying Calm”、気持ちを落ち着かせること、です。簡単なやり方のヒントを最後に書いています。一番怖いのは「恐怖」の蔓延。不必要に恐怖を煽るものに振り回されないようにします。

次に具体的にできることの例として、ワンちゃんの場合なら散歩から戻ったら石鹸とお水(お湯)で足を洗ってあげること。そして健康な食事で免疫を強くすること。基本的な衛生と健康管理の継続です。

そしてもう一つ、パフィーズとしてお勧めするのは「除菌剤や除菌スプレーの類をできるだけ使わないこと」です。健康をかえって損ねてしまう可能性があるからです。

以下、詳しく書いてみます。

(1)ワンちゃん・ネコちゃんから新型コロナに(人が)感染するか?
(2)ワンちゃん・ネコちゃんが新型コロナに感染するか?

世界保健機構やその他の専門機関・政府の見解によれば、 答えはどちらも、NO です。

まずは(1)について。香港でワンちゃんからコロナウイルスが検出されたニュースを見て、心配になられた方もいらっしゃると思います。あのケースでは、ワンちゃんの鼻や口から微量のウイルスが検出されましたが、ワンちゃんに症状はありませんでした。なぜウイルスが検出されたのか?飼い主さんがコロナにかかっていたからではないか、と考えられます。つまりウイルスが付着していただけの可能性が高いということです。

ワンちゃんやネコちゃんも特定のタイプのコロナウイルスには感染するようですが、専門家によれば今回の新型コロナとは全く違うタイプのもので、呼吸器系の問題を引き起こすものではないようです(参照:CNN)。

次に(2)について。(2)について知っていれば(1)も心配する必要はないのですが、世界保健機構(WHO)は、下のような画像を出しています。ここには、「現在、犬や猫というコンパニオン・アニマル/ペットが新型コロナウイルスに感染し得るという証拠はない」と書いてあります。

そして、(心配な人のために)O-157やサルモネラ菌など、これらペットから人に感染する病気はあるため、ペットに触れた後は石鹸と水で手を洗うのは good idea であるとしています。

コロナ感染を防ぐために、除菌をした方がいいのか?

NOです。抗生物質や除菌剤の類は、コロナウイルスには全く効き目がないことは上で紹介したのWHOを含め色々な機関が強調しています。ウイルスは菌とは違うからですが、ウイルスに効き目があるのは除菌剤などに成分として含まれるアルコールです。

「インフルエンザウイルスやコロナウイルスは、タンパク質と脂質の集まりだと考えられる。直接触れることで人から人へ感染するが、硬い物の表面や、感染者の飛沫のなかにもウイルスは存在する。

だが、いったん人体の外に出たら、ウイルスは外部の力を受けて劣化する。手指の消毒用アルコールはタンパク質や脂質を分解するため、ウイルスは不安定になり、感染力が弱まる。」ナショナル・ジオグラフィック「新型コロナ、「春に終息」と言えないこれだけの理由:SARSとMERSに季節性の証拠なし、証拠に基づかない予測に専門家が警鐘」

前回のパフィーズのニュースレターでは、腸の善玉菌の話をしましたが、たとえばワンちゃんやネコちゃんの足を除菌シートなどで拭いたとすると、善玉菌がやられてしまう可能性があります。抗生物質や除菌剤の使い過ぎが、健康をかえって損ねてしまうというのはそういう理由です。

では何をすればいいのか?

大事なのはこの3つです:
・落ち着きを取り戻す。
・ワンちゃんは散歩から戻ったら足を洗う。健康な食事で免疫を強くする。
・除菌剤の類をできるだけ使わない。

~落ち着きを取り戻す~

最初に書きましたが、「落ち着くこと」は大切です。ストレスは免疫の敵。私たちのストレスがワンちゃんやネコちゃんに影響を与えてしまうことは、彼らと一緒に暮らすパフィーズのお客様であればすでにご存知です。

まず、連日の報道やいわゆる「フェイクニュース」の類に振り回されないようにするには。テレビ・新聞・ラジオなどは時間を区切る。ついSNSの情報に右往左往するという方は、スマートフォンやパソコンも、時間を区切りましょう。心に強いインパクトを残すというフェイクニュースや誤報道は、事実を伝えるものよりも70%もリツイートされやすいというMIT(マサチューセッツ工科大学)の研究結果もあります。「どこが出しているニュースか」を良く見極めましょう。

(今回パフィーズも、この原稿には最大限の注意を払いました。コロナに関して載せていることは、すべて参考文献に載っていたことだけです。)

~「マインドフルネス」レッスン:一瞬で落ち着きを(少し)取り戻すヒント~

もし、コロナや色んなことが不安になり心がざわついてどうしようもなくなったら、「自分の頭のてっぺん」の感覚は今どんなものか、ちょっとチェックしてみてください。乾燥している?うずうずする?少しかゆい?それとも何も感じない?どうですか?この時、「自分の頭のてっぺんって今どんな感じがしてるかな?」と、純粋に興味を持ってみてください。

これは、「マインドフルネス」のプラクティスでよくやる手法です。人間は自分で自分の感情をコントロールすることができます。ワンちゃんは不安なときあくびをしますよね。真似をして、あくびでもいいです。頭でなく足先の感覚を考えてもOK。また、頭がフル稼働しているときは特にバランスを保つため運動が必要。こんな時こそワンちゃんと自然の中で過ごすのも、気持ちのコントロールにはよい方法です。

みなさま、落ち着いてまいりましょう。

参考文献 コロナウイルスに関して
世界保健機構(WHO), “Can pets at home spread the new coronavirus (2019-nCOV)?” (https://www.who.int/images/default-source/health-topics/coronavirus/myth-busters/mythbuster-1.png)
世界保健機構(WHO), “Are antibiotics effective in preventing and treating the new corona virus?” (https://www.who.int/images/default-source/health-topics/coronavirus/myth-busters/mythbuster-3.png)
香港特別行政区プレスリリース「Detection of low level of COVID-19 virus in pet dog」(2020/2/28)(https://www.info.gov.hk/gia/general/202002/28/P2020022800013.htm)
ナショナル・ジオグラフィック「新型コロナ、「春に終息」と言えないこれだけの理由:SARSとMERSに季節性の証拠なし、証拠に基づかない予測に専門家が警鐘」(2020/2/27)(https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/022700130/?P=1)
朝日新聞「デマを広げない力:トイレ紙は十分、27度の湯は無意味」(2020/3/2) (https://www.asahi.com/articles/ASN32571ZN32PLBJ001.html?iref=sp_rellink_01)
CNN “Your pet can’t catch coronavirus. Here’s why one dog tested positive” (2020/3/2) (https://edition.cnn.com/2020/03/02/asia/pets-coronavirus-spread-intl-hnk/index.html)