コーギーはもともと、家畜である牛の群れを誘導し番をする牧畜犬でした。コーギーは体高が低いため、牛を追い立てるために踵に噛みついたり、動く牛の蹄の間をすり抜けることに適していました。コーギーは丈夫な犬ですが、深刻な病気にかかるリスクも持っています。この記事ではコーギーの健康問題について詳しくお話しします。
1. コーギーの健康問題:股関節形成不全
コーギーに最もよくある健康問題のひとつが、股関節形成不全です。股関節形成不全は股関節の形成に影響を与え、時間の経過とともに関節の機能が失われる原因となります。症状としては次のようなものが挙げられます:
- 身体を動かせる範囲が狭くなる(可動域の減少)
- 立ち上がることやジャンプが困難
- 身体を揺らしながら歩く
- 痛み
- こわばり
運動不足や肥満は股関節形成不全を悪化させるため、コーギーと一緒に運動するよう心がけ、体重に気をつけましょう。また、時々海辺の砂浜に連れて行ってあげることもおすすめです。砂の上を歩くことで、股関節に負担をかけることなく筋肉を刺激することができます。

2. コーギーの健康問題:進行性網膜萎縮症
進行性網膜萎縮症(PRA)は、コーギーの目に影響を及ぼす病気です。PRAは、犬の目にある光受容体に影響を与え、視力を低下させ、最終的には失明に至る変性疾患です。痛みはない病気ですが、愛犬の生活の質に影響を及ぼします。PRAの初期症状には、夜盲症があります。コーギーに以下のような行動や様子が見られる場合には獣医さんに診てもらうことをおすすめします:
- 暗くなってから外に出ることを嫌がる
- 暗い部屋で物にぶつかる
- 光が当たると目が非常に反射して見える
- 瞳孔がいつもより開いて見える

3. コーギーの健康問題:変性性脊髄症
コーギーは、他の犬種と比べると、神経・脊椎の深刻な病気である変性性脊髄症を発症するリスクが高いです。この病気は、コーギーの中枢神経系や脊髄、そして脳幹に影響を及ぼします。この病気にかかると、後ろ脚の力が弱まり、徐々に麻痺していきます。最終的には腸のコントロールができなくなり、上半身全体の運動制御ができなくなります。この症状の進行には、6カ月から3年かかります。一般的な症状として以下のようなものが挙げられます:
- 筋肉の萎縮
- 姿勢の問題
- 四肢の部分的な、あるいは全体的な麻痺
- 筋肉量の減少
基本的には、変性性脊髄症は自己免疫疾患です。つまり、犬の免疫システムが自分自身の神経を攻撃してしまうのです。コーギーと一緒に暮らしている方は、特に若い頃からしっかり運動させるよう心がけてください。運動の頻度を上げるのがベストなので、可能であれば、短時間のお散歩を何回もするようにしてあげると良いでしょう。また、バランスが良くオメガ3脂肪酸がたっぷり摂れる食事を心がけてください。そうすることで、コーギーの神経をケアし、健康な身体をサポートすることができます。

4. コーギーの健康問題:おわりに
コーギーは素晴らしいパートナーですが、彼らの特徴的な身体には深刻な健康上のリスクが潜んでいます。絶対的な治療法のない症状もありますが、健康的なライフスタイルと食生活を心がけることで、愛犬の身体に本来備わった健康をサポートし、生活の質をぐんと向上させることができます。オメガ3脂肪酸がたっぷり摂れる食事には、魚がおすすめです。また、目と神経をサポートするホールフード・オーガニックな素材を使ったサプリメントをプラスすると良いでしょう
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