愛犬の目が白くなったり濁っていると感じたことはありますか? このブログでは、犬の白内障についてお伝えします。
犬の白内障とは?
白内障は目の水晶体が濁ったり、不透明になったりすることをいいます。 白内障は、犬の年齢や健康状態により進行具合は異なりますが、濁りの範囲が広がると視力に影響がでることがあります。、白内障をより簡単に説明すると、愛犬の目は光の焦点を合わせるレンズを持つカメラに似ています。 レンズが曇っている場合(例:不透明レンズなど)、それが白内障と呼ばれます。 犬の白内障はこのレンズのような構造が曇りで視界がぼやける状態となります。
犬の白内障の症状?
白内障の進行具合は、水晶体の濁り具合で判断します。水晶体の混濁度(水晶体の濁りの程度)が低い場合は症状が出ないこともありますが、水晶体の混濁度が60%以上になると、視力低下や薄暗い場所での移動が困難などの症状が出ることがあります。
また、糖尿病による白内障の場合は、喉の渇きや排尿回数の増加、体重の減少などの症状が見られることがあります。
もし目の色や透明度が変わったり、目を細めたり、目を掻いたり、病気の兆候を見せたりしたら、できるだけ早くを病院を受診しましょう。
白内障にかかりやすい犬種は?
白内障はどの犬種にも発症する可能性がありますが、遺伝的要因と加齢が大きな要因となります。遺伝性白内障は1~5歳の若齢期によく見られ、特に以下の犬種は遺伝的に白内障が起こりやすいとされています:
- アメリカン·スタッフォードシャー·テリア
- アメリカンコッカースパニエル
- フレンチブルドッグ
- ラブラドール·レトリバー
- ミニチュアプードル
- ミニチュアシュナウザー
- ボストン·テリア
- シベリアハスキー
- ヨークシャーテリア
- ウェールズ·スプリンガー·スパニエル
などがあげられます。

犬の白内障の原因は?
犬の白内障の原因として一般的に多いのは加齢や、遺伝性・遺伝性疾患です。また、白内障は糖尿病の合併症としてよくみられます。犬が白内障にかかる主な原因は次のとおりです。
- 加齢
- 先天的要因、生まれつき白内障をもっている場合もあります
- 緑内障のような他の目の病気が白内障の原因となることがあります
- 糖尿病を持っている犬
- 低カルシウム血症または血中カルシウム濃度が非常に低い場合
- 栄養障害
- 外傷または眼の負傷
犬に白内障があると失明するの?
白内障が水晶体の30%未満であったり、片目の水晶体だけが影響を受けている場合、視力低下はほとんどありません。水晶体全体の約60%を占めるようになると、視力低下が明らかになることが多くなります。水晶体の100%まで濁りが進行すると、白内障にかかった目が見えなくなります。白内障が進行するか否かは、白内障の状態、犬種、その他の要因によって異なるため、一概に失明するかどうかは断言することはできません。
犬の白内障の治療方法は?
白内障の進行具合は個体差があるため、進行が非常に遅く、高齢期でもまだ十分な視力を保って問題なく健康に過ごすこともあります。ただし白内障が進行して視力に影響を与える場合、白内障を取り除き人工レンズを挿入する手術を行うことがあります。これは現時点での視力を回復させる唯一の方法です。手術後、ほとんどの場合は日常の活動ができるようになりますが、手術には感染、眼の損傷、緑内障、網膜剥離、完全な失明といったリスクが伴うため獣医師との相談が重要です。
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